Ｑ 　ワクチンって打たないとダメ？

Ａ　 接種すべきです。多くの病気の予防ができます。

犬が接種するべきﾜｸﾁﾝは

 

狂犬病ﾜｸﾁﾝと混合ﾜｸﾁﾝです。

 

猫が接種するべきﾜｸﾁﾝは混合ﾜｸﾁﾝです。

狂犬病ワクチン

狂犬病は人を含めた全ての哺乳類が感染する病気です。


咬傷により感染し、神経を伝わって脳に侵入し神経症状を起こします。

 

また、発症すると100%死亡します。

 

狂犬病ﾜｸﾁﾝは「狂犬病予防法」により、 

91日齢以上の犬は1年に1度の接種が義務付けられています。

混合ワクチン

犬の混合ワクチン

犬ジステンバー

発熱・下痢・鼻炎・呼吸器症状

死亡率が高い

犬パルボウイルス

嘔吐・下痢・脱水症状

死亡率が高い

犬パラインフルエンザ

犬アデノウイルス２型と似た症状

ケンネルコフの原因のひとつ

犬アデノウイルス１型

肝炎を起こし、発熱・下痢

まれに突然死

犬アデノウイルス２型

咳・鼻汁

ケンネルコフの原因のひとつ

犬コロナウイルス

成犬では軽い胃腸症状

子犬では嘔吐、下痢

レプトスピラ(ｶﾆｺｰﾗ)

激しい嘔吐・下痢・腎炎・肝炎

 

死亡率が高い

レプトスピラ(ﾍﾌﾞﾄﾏﾃﾞｨｽ)

激しい嘔吐・下痢・腎炎・肝炎

人の秋疫の原因菌

死亡率が高い

レプトスピラ(ｺﾍﾟﾝﾊｰｹﾞﾆｰ)

激しい嘔吐・下痢・腎炎・肝炎

人ではワイル病の原因菌

死亡率が高い

※1度の注射で最多で9種類の病気の予防を行うことができます。

猫の混合ワクチン

猫ウイルス性鼻気管炎(猫ｶｾﾞ)

発熱、クシャミ、鼻水、結膜炎

感染力が強い

 

猫カリシウイルス感染症

(日本では3種類あります。)

鼻気管炎と似た症状を起こす

舌に水疱や潰瘍を形成する

猫汎白血球減少症

(白血球が非常に減少する)

激しい嘔吐、下痢、血便

胎児期や新生児期に発症すると

眼球や小脳に異常をきたす恐れあり。

死亡率が高い

猫白血病

白血病やリンパ腫などの「血液のｶﾞﾝ」

貧血、流産

免疫力が低下するため

様々な病気も併発しやすい

 

猫クラミジア感染症

結膜炎、角膜炎

鼻気管炎と似た症状を起こす

 

※1度の注射で最多で7種類の病気の予防を行うことができます。

ただし、混合ワクチンの接種計画は病院によって異なりますので、

かかりつけの先生に詳しい話をお聞きください。